『ノスタルジア』の落書き帳

音楽ゲーム『ノスタルジア』に関して考えていることを、ちまちま書いていきます。一応Twitterもあります→@crt14display

『ノスタルジアOp.3』ストーリーが第5章です!

※この記事は音楽ゲームノスタルジア』シリーズに関する感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。

【更新情報・システム内容】:BEMANI wiki 2nd

【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ

 

※また、ここでは『ノスタルジアOp.3』のストーリー第5章「3つの旅路」に関するネタバレが普通に含まれておりますので、まだ見ていない部分がある方はご注意ください。

※なお、今までの記事との齟齬や矛盾が現れると思われますが、あくまで「記事が書かれた時点ではそう思っていた」と捉えていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

第4章の解禁から約2ヶ月。

Op.2ストーリーが大体2か月ごとの更新だったせいか、ノスタルジアがいつもの流れに戻ったように感じられて、いやあ嬉しいですね!

しかも今回はブローチも登場とのことで、楽曲の解禁のために集めることになるのかと思いきや、別にそんなことはありませんでした。初代ではブローチにもストーリーの理解を助ける要素があったのですが、今回はあまり気にしなくてもいいという事なんでしょうか。

 

一応気になる所があるとすれば、第5章解禁のお知らせにあった「道すがらブローチを拾えます」という記述でしょうか。楽曲の解禁、つまりストーリーの進行に必須ではない所からすると、旅の足跡を追う私たちプレイヤーが拾った物という位置づけになりそうですが…。

何か感じたら別の記事にするかも知れません。

 

さて、今回のムービーはタイトルの通り、黄・青・赤それぞれの旅の様子を描いているまでに留まっており、目的地に何があるのか、何が起こるのかまでは出てきませんでした。

解禁ステージと楽曲も、お知らせの通り1つだけ。

【???】

コメント:それぞれの思いを胸に目指す先

解禁楽曲:ハテノサキ

楽曲コメント:同じ空の下 まだ見ぬ運命へと歩みを進める

 

1つだけと言っても、アーティストはまたしてもCororoさん。これで3曲目です。ストーリーでここまで同じアーティストが起用されたことはなく、Op.3ストーリーを語る上で、この方の作風は余程マッチしていたということなのでしょうか。

そして、楽曲のイラストは、まさにローディング画面と同じ構図。あちらは歴史を語る壁画のような印象がありましたが、ここでは「まほろばの噂」に惹きつけられた上での思惑をそれぞれに抱えた3人が世界の中心に向かっているという形になります。

果たして、歴史の繰り返しなのか、また別の流れなのか。

 

*--

ムービーに話を戻すと、最初に登場するのは青の子です。大勢の人々と共に、トナカイにそりを引かせて荷物を運びながら、ゆっくりと進んでいます。

行けども行けども終わらない雪景色。青猫に不安を見せる彼でしたが、やがて光が差す雪解けの地が見えてくると、感動に瞳を潤ませるのでした。

おそらくまだ目的地ではないのでしょうが、噂に聞いた理想郷が確かにあるのだと確信させるには十分な変化だったことでしょう。

 

それにしても。

みんな、ついてきてるじゃねえか!

……失礼しました。

前章の時点では、青の子は民を見捨てて国を出たと思っていたので、予想では一人旅だったんです。

とは言え、皆して荷物を運びつつ動いているということは、目的地にそのまま住み付くつもりなのでしょうか。

そうなると雪だるままで作って厳しい大自然に慈愛を示した自分の国を噂ひとつでほっぽり出した事になり、その噂の威力の凄まじさが伝わってきます。

 

*--

次に出てくるのは黄の子。前章では王座からそれぞれにはしゃぐ人々を見下していましたが、結果としては馬車の一団を組んで一緒に移動しています。お互いに協力する気は無いとしても、長い旅になるでしょうから必要な分は手を取り合おうということなのでしょうか。

当の彼女は、馬車の中で黄猫に向かってニヤニヤしながら例の地図を見せています。そのうちに噂の金銀財宝のイメージに満たされて、満面の笑みが溢れ出すのでした。

 

私の考察では、彼女は自尊心に飢えている状態なので、財宝が手に入ったとしても現時点ではそれを国の為に使おうとはしないでしょう。

つまり、お金に物を言わせて自分の言う事を聞かせようとしているのかも知れません。もしくは承認欲求を満たすべく贅沢に走ることを考えているのかも知れません。

いずれにしても、国の結束には繋がらないでしょう。どうなってしまうことやら、です。

 

*--

最後は、前章で最初に出てきた赤の子です。整列した兵隊を従えて、馬に乗りつつ勇ましく先頭を進んでいます。が、一緒にちょこんと乗っている赤猫の姿に、見ているこちらは腰が砕けそうになります。

 

さて、ふと彼はポケットに手を入れます。

取り出したのは、あのキャンディの包み紙。目が覚めるといつの間にか握っていたそれの出所は今は思い出せないようですが、さすがに不思議すぎたのか無視できなかったようです。

何か引っかかるものを感じながらも、今は王としてすべき事があると気を引き締め直したのか、再びしっかりと前を向いて旅を続けるのでした。

 

*--

そして集い来る、3つの王国、3人の王。

噂で示され、夢の中にも表れたもみの木は、何を思うのでしょうか。

 

…といった感じでムービーは終わります。

まほろばの噂」によって、それぞれがかつて受け継いだ自尊・慈愛・正義を見失ってしまい、渇望のままに国を出て旅をする様子が描かれていたかと思います。特に、青の子が住まいとして土地そのものを求めているであろう様子は特徴的に映りました。他の二人は財宝が目的だと思われるので、それだけ見つければすぐ引き返すつもりかも知れません。(赤の子は支配権を主張するかな?)

 

3人は、どのようにして出会うのか?

そして起こるのは、やはり対立なのか?

引き寄せたであろう「悪魔」の思惑はどこにあるのか?

第6章のことを想像するだけでスリリングになります。

 

 

 

ところで。

なんで前章で思い出せなかったんだろう、という点が1つありまして。

青の子が民と一緒に国を捨てて出ていく姿。

赤の子が兵隊を連れて旅に出る姿。

…これって、先代の王と同じ事をしているんですよね(第2章)。青の方は音沙汰が無くなっているし、赤の方に至っては戦死したらしいし。

黄の先代については謀殺されたと推測するしか無い描写でしたが、今の彼女の姿を見ていると、やはり同じ轍を踏んでいるような気がするし…。

いやこれ。

本当に大丈夫なんですかね?