※この記事は音楽ゲーム『ノスタルジア』シリーズに関する感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。
【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ
※また、ここでは『ノスタルジアOp.3』のストーリーに関する話をしており、ネタバレが普通に含まれておりますので、まだ見ていない部分がある方はご注意ください。
さてさて。
前日の発表から気になっている、Op.3ストーリー第8章でございますが。
【 ストーリー追加 】
— ノスタルジア公式@Op.3好評稼働中! (@NOSTALGIA_573) 2023年1月25日
1月26日(木)10:00より、物語の第八章「還る場所」が追加。ぜひ楽しみください。 #ノスタルジアhttps://t.co/7Pvr3YS20V pic.twitter.com/jyoCuamoMV
Twitterなんかをチラチラ見ていると、ずいぶんなクライマックス感がありそうなんですが、こちらは今も大雪の影響というか後遺症でゲーセンに行けない状態が続いています。長引かないといいのですが…。
時間がかかるようならプレー動画とか探してムービーだけ拝見しようかとか思いますけれども、せっかくなので世界の中心「NOSTALGIA」がストーリー前半においてどんな様子だったのかを想像しながら時間を稼いでみましょう。
(既に8章まで見て色々分かった方は、ニヤニヤしながらご覧ください)
6章で実際に接近するまで「???」となっていた場所でありますが、登場する章にはそれぞれコメントが割り振られていました。
・1章:未開の大地
・3章:静寂に包まれている
・4章:黒霧があたりを包んでいる
・5章:それぞれの思いを胸に目指す先
・6章:辿り着いた果ての先には
5章は文字通りに受け取れますし、6章については7,8章で実際に見られるので深く考えることはないでしょう。
しかし、6章にてどんな場所なのかは明かされました。たくさんの星屑に包まれた、Op.3そのものの背景画像と同じ空間です。中央に物言わぬもみの木が佇んではいますが。
ということは、1~4章においてもそれは同じだったということになります。
更に言えば、1章のムービーで赤子だった3人のいた場所が、この「NOSTALGIA」になるのです。更にさかのぼれば、KAC決勝で初めて明かされ、楽曲「悪魔の誕生」を演奏した後に「悪魔が再び封印された」場所でもあります。当時は暗い場所のピアノしか映りませんでしたが、4章で再び表示されたのでそういうことでしょう。
それ程までに深い経緯を持つこの場所が、1章では「未開の大地」と表現されています。開発されていない、人の手が入っていないと意味づけられる言葉ではありますが、ここでは人に知られていないという意味でも受け取れる気がします。
悪魔と呼ばれる何者かとの戦いがあり、悪魔が封印された後に3人の赤子が出現してそれぞれの場所に連れられた後、人々の記憶から遠ざかっていったのでしょう。
それはこの場所にある何らかの意思によるものか、初めから世間に知られずに終始した出来事だったのか…。
しかしそれで全てが終わったのではなく、3人がそれぞれの「閑やかなる日々」を過ごしている間にも、ある種不自然な静寂を保っていたのでした。
星屑に包まれて。もみの木は何も語らずに。
そして実際に4章で悪魔が覚醒したような表現が黒い霧を通してされているわけですが、楽曲の方のコメントには「其の時は来た」とあります。これがちょっと不思議で、覚醒できるようなきっかけがあったから「其の時」と言っているのだと思いますが、一体何だったのでしょうか?「まほろばの噂」に踊らされて心が乱れた隙のことを言っているのだとしたら、噂をばら撒いたのが悪魔という自分の解釈が崩れることにはなりますし、じゃあ誰が噂の始まりなのかって話にもなるし…。
これは私にはまだ分かりませんが、いずれにしても「NOSTALGIA」は人々の知る所となりました。なってしまったのでしょうか。
そしてこれは世界にとって望ましい事なのでしょうか。望ましくなくとも必要なことなのでしょうか。
以降のことは5章から描かれていますし、8章を見られれば更に理解が深まることと予想しています。
ということで、まだ8章を見られない状況の中、今回はストーリー前半における「NOSTALGIA」の様子を想像して遊んでみました。お付き合い頂いた方々、ありがとうございます!
8章は「還る場所」というタイトルになっていますが、まさに1章で生まれた場所に3人が同時に戻ってきた形になっています。還るという字を当てている辺りに、物理的な場所以上の深い帰還が描かれるのでしょうか。
思えば初代とOp.2でも、舞台となった場所は郷夢の世界と呼ばれ、記憶つまり心が還る場所とされていました。そこで主人公たちは暗闇に落ちて死と向き合ってでも心から求めていたものを見つけ出し、新しい未来へと飛び立って行きました。
過去作と少し毛色の違いが見えるOp.3ストーリーですが(基軸となる旋律も判明していないですし)、ノスタルジアというゲームである以上外せない土台は抑えているようで何だか安心します。
ともかく、早く8章が見たい!
願わくばゲーセンで、あの筐体で、間近に…!