『ノスタルジア』の落書き帳

音楽ゲーム『ノスタルジア』に関して考えていることを、ちまちま書いていきます。一応Twitterもあります→@crt14display

ノスタルジアのユーザー企画『ノスリマス』!

いらっしゃいませ。お越し下さり、ありがとうございます。

何だこれと思って来られた方も多いと思いますが、私自身は音楽ゲームノスタルジア』のストーリーに関する個人的な考察を、このブログを借りて掲載している者です。ストーリーが更新されないとこちらも更新されないので、ほぼ動きの無いブログでございます。

 

さて、普段ノスタルジアを遊んでいると、種々の季節を強く意識した楽曲が多く収録されているという個性をいつも感じておりまして、そんな中、ノスタルジアならではのクリスマス遊びをひとつ共有してみたく、ユーザー企画として提案させていただきました。ご興味がありましたら、続きをご覧ください。

 

 

 

***

 

 

全体的な内容としては、これから紹介するプレー方法やコミュニケーションを通じて、「ノスタルジアとクリスマスを繋げた一つの盛り上がりを共有しよう!」というものです。

なお、クリスマスの雰囲気を楽しむことが目的となりますので、スコアアタックや品評会のような要素は主催としては考えておりません。

 

それでは、まず概要の方から説明したいと思います。

企画の名称:ノスリマス

ノスタルジアで楽しむクリスマス会」の略称(?)として名付けました。

同じプレーなどを共有する目的がある以上、名前も必要かと思ってでっち上げたものです。

 

期限:2022年12月25日(日)まで

集計などはしないので特に決める必要は無いのですが、クリスマス企画ということで。

 

参加方法:

実際にプレーして頂くのはもちろんそうなのですが、結果や感想などをSNSや動画サイト等に投稿して下さる場合、SNSハッシュタグ、動画などのタイトルやタグに「ノスリマス」のキーワードを入れることで参加して下さったコンテンツとして認識したいと思います。

 

 

 

 

それでは、実際の内容についてご案内します!

 

1.くるみ割り人形ラソン

≪内容≫

・収録されている「くるみ割り人形」5曲を連続で演奏する

・順番は、小序曲→行進曲→金平糖の踊り→トレパック→花のワルツ(実際の組曲を基準にしています)

・難易度は自由。バラバラでもOK。(Normal3曲、Hard2曲など)

・ベーシックorリサイタルも自由。

・投稿の際は、スコア合計や手応え、感想などをアップロード

---

ノスタルジアでクリスマスと言えば、くるみ割り人形!(異論は認める)

ということで、最初に提案しますのは、くるみ割り人形をぶっ通すマラソン演奏です!

アーケードの場合は3曲でプレーが終了してしまいますので、次のプレーで続きを演奏する形になりますが、ご面倒でなければお試し頂けると嬉しいです。

 

なお、スコア合計を対象にしてはいますが、先述の通り、集計やランキングといったものは有りません。自分に近いスコアや感想の人を見つけて「そうだよねぇ~」とか「もうちょっと頑張ってみるか?」と思って頂けたら何よりです。

アップロードについては、実際のプレー動画や各曲のリザルト画像、文字だけの内容でも何でもOKだと思います(全曲Pianistとかだと証拠があった方が良いのでしょうけど…)。

 

Expert基準の話にはなりますが、なかなか特徴的な譜面が揃った5曲だと思いますので、ご無沙汰な方は特に、このクリスマスシーズンに一度ふれてみてはいかがでしょうか!

 

 

 

2.わたしのクリスマスソング in ノスタルジア

≪内容≫

ノスタルジアに収録されている中から「クリスマスによく合いそうだと思う楽曲」または「クリスマスの思い出に関係する楽曲」を選ぶ

・投稿の際は、できればその理由なども含めて発表

・選ぶのは3曲まで

---

実質フリーダムな内容ではありますが、Op.2のリサイタル採点基準に「テーマ性」というものがあったように、ここではクリスマスをテーマに自分なりの選曲をしてみよう、というものです。選ぶだけでも、実際にプレーしてみるのも自由です。

 

発表の形は、Twitterでのつぶやき、語り動画、などなど自由です。あなたの思いを存分に表しましょう!

3曲までとしているのは、実際にプレーしやすいようにという狙いです。可能な限り3曲に絞って頂ければと思います。また、理由の発表、としているのは思いの共有を促進する目的のもので、一言だけでも構いませんし、ぶっちゃけ無くても伝わる時は伝わると思います。

あなたのアピールした楽曲が、ひそかに演奏されるかも?

 

なお、「クリスマスの思い出に関係する」というのは、例えばクリスマスの時期に出会って強く感動した楽曲など、クリスマスになると思い出すものを想定しています。なので極端な話、例えば「SAMBA DE NISHI-NIPPON」でも理由次第では成り立ちます。

 

閲覧の際には、ちょっとでも共感したら「いいね!」ボタンや「わかる」コメントなどで、どんどんリアクションしてやって下さい。(実際にやってみた動画などあれば、一番嬉しいのではないでしょうか!)

 

なお、一応ですが、何がベストかを決めるものではありませんので、反論や批判については無しでお願い致します。

 

 

 

3.ニコラウスさんをやっつけろ♡(はぁと)

≪内容≫

・「ニコラウスさんの出来心」をプレーして、自己ベストを更新する

・難易度は自由

・投稿の際は、更新したと分かる画像をアップロード

---

ちょっと難しい内容かも知れませんが…。

2019年12月、つまりOp.3稼働直後に現れたクリスマスプレゼント、「ニコラウスさんの出来心」はとても強烈でしたね!曲の展開にしても、譜面の難しさにしても、音速のソリで跳ね飛ばされるような衝撃を私たちは食らったことと思います。

しかし、もしかしたら最初にやってそれっきりの人が意外に多いのかもしれない…と思って企画してみました。このクリスマスに、久々に挑んでみてはいかがでしょうか!

 

投稿する画像については、「New Record!」と表示されたリザルト画面や、過去のリザルト画像との比較など、更新できていることが分かれば何でもOKです。

 

されるがままだったあの時の俺たちじゃないぜ!という所を(もう3年経ってますけど)、あの作曲者(もうKONAMIには居ないのですが)にぶつける気持ちで、自己ベ更新画像をネットに叩きつけて、ニコラウスさんを唸らせてやりましょう!

 

 

***

 

以上が企画の内容です。

ノスタルジアを通して、いつもとはちょっぴり違うクリスマスを味わう一つのきっかけになれば何よりと思います。

どれか一つでもご興味が湧きましたら、ぜひぜひ実践・共有して頂けると嬉しいです!

もちろん全部やってみてもOK!

 

皆様のご参加、お待ちしております!

(投稿者Twitter(PC版のみ):@crt14display)※先日作ったばかりです

 

ついに、相見える。

※この記事は音楽ゲームノスタルジア』シリーズに関する感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。

【更新情報・システム内容】:BEMANI wiki 2nd

【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ

 

※また、ここでは『ノスタルジアOp.3』のストーリー第6章「邂逅」に関するネタバレが普通に含まれておりますので、まだ見ていない部分がある方はご注意ください。

※なお、今までの記事との齟齬や矛盾が現れると思われますが、あくまで「記事が書かれた時点ではそう思っていた」と捉えていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

昨日の投稿で大はしゃぎしていた、ノスタルジアOp.3のストーリー第6章。

無事に時間が取れたので解禁してまいりました!

まあ結論から言うと、「邂逅」のタイトル通りに3人がいよいよ初顔合わせをした所でムービーは終わってしまったわけなのですが、しかしその出会いの中に、ストーリー上の意味深な要素がたっぷり込められた章でもあったと思います。

まずは解禁情報と共に、ムービーの流れを追ってみましょう。

解禁曲は1曲のみでした。

が。

 

【NOSTALGIA】

コメント:辿り着いた果ての先には

解禁楽曲:「交錯する使命」

楽曲コメント:三つの使命が交錯する瞬間、それぞれ何を思うのか、何が待っているのか

 

長らく名前の伏せられていた場所、【???】がついにその名を現しました。

とは言え、地図にずっと書かれていた「NOSTALGIA」そのままです。一体何を意味しているのでしょうか?

 

ムービーの方は、赤の子の視点で進められていきます。

馬に乗り、兵隊を連れて長い旅路を終えたその場所は妙に薄暗く、そして大きな球状の、第4章の表現を借りれば黒い霧に包まれた領域が立ちはだかっていました。

しばらくそこを険しい表情で見つめる赤の子でしたが、やがて目元まで覆う兜を装着し、先陣を切って霧の中へと乗り込みます。止めようとする兵士たちの姿も描かれ、圧倒されている心情も伝わってきます。彼もまた王として勇気を振り絞ったのでしょうか。

 

ここで私は、最初の衝撃を受けました。

彼は、つまりマスクで顔を隠したのです。

黄・赤・青の3人ともが同じ場所に向かっていて、これから出会うと分かっているこちらにとって、その行為はとても絶望的なものに映りました。

別に心理学を学んだわけではありませんが、顔を隠すという行為は自分の心の内側を相手に悟られないための防衛手段と言えるでしょう。また、特定の感情のみを相手にぶつける手段としても有効ではないかと思います。いずれにしても、不信感の塊なわけです。

どう見ても不穏な黒い霧の中に、しかし突入しなければならないのですから最大限の警戒をもって備えるのは自然なことではありますが、これでは先の展開に希望が持てなくなってしまいます。

これも悪魔の策略の一つなのでしょうか。

 

 

さて、いざ乗り込んだ霧の内側はと言うと。

第2の衝撃です。

雲がたゆたい、たくさんの星屑が散りばめられた夜空に囲まれていたのです。

普段プレーしている方なら、衝撃の意味が分かるかと思います。

 

この夜空、演奏中以外の背景と全く同じなのです。

 

マップ画面の中央には、いつも「NOSTALGIA」と書かれていました。

今回の場所の名前も同様に「NOSTALGIA」です。

今まで私は、初代やOp.2のように、ストーリーを通して私たちに伝えたい「ノスタルジア」そのものがそこで表現されるのではと思っていたのですが。

ひょっとすると、そこは。

私達が今見ている「ノスタルジアOp.3」そのものなのかも知れません。もしくは、私たちとOp.3の世界を繋ぐ場所です。

さらに、画面から少し顔を上げてみましょう。筐体に描かれているタイトルです。

Op.3稼働時に張り替えられていれば、ではありますが。

 

「NOSTALGIA」とだけ、書いてあります。

Op.2のようなナンバリングが最初から付けられていませんでした。

 

もし、もしそうであるならば。

たとえば私は今まで、Op.3ストーリーを、その世界全体を遠くから、それこそ物語を眺める観客の気持ちで見ていました。しかし真実は、3つの王国に囲まれた中心から、それぞれの経緯を見ていたことになるのです。

思えば、Op.3ストーリーが始まったのは、悪魔の封印が演出された9thKACの終了と同時でした。つまりファイナリストたちが「交響詩『悪魔の誕生』」Realと必死に戦って悪魔を封印したのもストーリーの歴史の一幕であり、第1章で世界の中心から3人が送り出されたのも、その戦いがあったからこそなのでしょうか。

ストーリーを進めるために、私たちはたくさんの星屑を捧げました。何やら悪魔を呼び起こす事にもなってしまいましたが、ともかく結果として、あの3人がここへやって来ました。長い時(色んな意味で)を経て、ついに「邂逅」を果たしたのは、むしろ私たち自身なのかも知れません。

そうなると、邂逅へと導いた私たちの目的って何だろうって話になるのですが、それはもちろん分かりません。私たちプレイヤーがストーリー上でどのように設定されているのか、そもそもそんな繋がりがあるのかどうかも、今後の展開を待つしかないのでしょう。

ただ、気になる点として、作曲者からエピソードゼロと言われている「天使の追放」の存在があります。楽曲のイラストを見るに、世界の中心の向こう側に天使たちが追い出されている様子が分かります。

もし、世界の中心が、私たちとOp.3の世界を繋げる場所だとすれば。

 

追い出された天使とは、私たちのことを言っているのでしょうか……?

 

 

さて、長々と考察を並べてしまいましたが、ムービーにはもう少し続きがあります。

間もなく赤の子は、例のもみの木を見つけます。周りには何もなく、どことなく寂しげに佇んでいます。夢で見たことを少しでも思い出して欲しい所ですが…。

ほぼ同時に、黄の国と青の国の一行がもみの木の袂に到着し。

 

それぞれが顔を隠した状態で「邂逅」したところで、ムービーは終わります。

黄の子はスカーフで口元を覆い、青の子に至ってはフードを目深にかぶって何とか顔が見える程に隠しきっていました。

 

仲良くなれる気が全然しねえ!これじゃおぼろげな夢の記憶すら刺激されないよ!

内側の空間はとても美しく、安らぎすら感じる場所に見えるのですが、外側を覆う黒い霧のせいですっかり不信感が定着してしまっているようです。この空間すら見せかけだけで、何かの罠ではないかと疑っている可能性もあります。いやそんな、Op.2の「記憶の終着駅」じゃないんですから。

 

……ですよね?

 

 

といった所で、今回のストーリーの紹介と考察はおしまいです。

Op.3が発表された時期にTwitterで「3つの国が舞台なら戦争でもするんじゃないか」的なツイートを見かけた事を思い出しまして、当時は「いやいやノスタルジアでそんな血生臭いことぉ」って笑ってたんですが。

分からなくなってまいりました。

第7章はいつなのでしょうか。滅びに向かってしまうのか、それとも光明を見せてくれるのか。

今後も目が離せません。

 

ノスタルジアOp.3の新章(ストーリー)が来るぞ!

※この記事は音楽ゲームノスタルジア』シリーズに関する感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。

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【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ

 

 

 

 

 

ストーリーだ!

Op.3ストーリーの新章ですよ!!

第5章は2ヶ月で来たのに今度は5カ月待たされるという、もはやスケジュールが全く予想できない状態でございます。何にしても、やっぱりノスタルジアはストーリーが進んでこそ動いてる感じがして安心しますね!

解禁日である明日に時間が取れるかどうか分かりませんが、とりあえず今感じていることだけでも書いてみましょう。

 

とにかく、不吉な予感がしてます。

「邂逅」という、出会いを意味する章タイトルですが、それぞれの旅路を経て辿り着いた3人は、自身の渇望に促されるまま動いていると私は解釈しているものですから、第4章の夢の中のように仲良くできる気はしないですよね。解禁曲のタイトルが、どうやら「交錯する使命」だそうですから、字面からしてぶつかり合っているわけです。本当は互いに繋がり合って一つになるべき自尊・慈愛・正義が、己を主張する余りに互いを排除し合ってしまうのでしょうか。

 

さらに、邂逅が示すものにはもう一つある気がします。

3人が共通して目指していた、マップ画面によれば世界の中心。まほろばの噂によれば金銀財宝に満ちた楽園の地。

果たして3人は何に出会うのでしょう。

何を目の当たりにするのでしょう。

 

もみの木の頂、小さな星屑は何を思うのでしょう。

 

 

とか書いておいて全く違う展開になっていたら恥ずかしいです。

その時は温かく笑ってやってください。

とにかく楽しみです!できれば速攻で解禁したい!

 

 

 

あ、ちなみにNostrollerの不具合のことですが。

必要とされた情報を送った後、向こうの国の連休シーズンはまあ有ったものの、しばらく音沙汰が無かったので問い合わせてみたのですが、今はコロナ感染によるロックダウン(おそらく)で身動きできないんだそうです。

本当に色々ままならないものですね。慣れてしまっていますがまだまだ大変な状態です。今はとにかく無事に活動再開できるよう祈っています。

 

のす         とろ

※こちらの記事は、音楽ゲームノスタルジア」のコナステ版(=PC版)と、対応コントローラーについて書かれております。

 

 

 Op.3のストーリーが結局更新されないままなので、ご無沙汰しておりました。

 まあ今回は冒頭の通りコナステ版についてのお話なんですが、コナミ以外の所から物凄くそれっぽい対応コントローラー(Nostroller)が発売されたので買いました!

 そしてコナステ版をようやく始めました!

 という事でございます。リリース当初からやりたかったんですけどね。

 元々公式からはMIDIキーボードが推奨されているのですが、自分の手の大きさであれを扱うと、絶対黒鍵に指がガツガツ引っかかってしまってストレスが半端なくなりそうなので、専用コントローラーを待っている状態でした。ちなみにこれを書いている今も動きについては何も公表されていません。

 

 ともかくコントローラーが手に入ったので、毎日ちまちまコナステ版をやってるわけですが。

 アーケードではイマイチ選ばない楽曲を、こっちではどんどん演奏できますね!アーケードだと1クレジット3曲という制限があるので、たとえ新曲が追加されてもプレビューを聞いて心に響かなかったらパスしちゃうことも多かったのですが、コナステになると演奏すればするほど得しちゃうわけですから、かつてスルーした楽曲とか過去によく選んでいた楽曲とかも構わずどんどん選べちゃうのが楽しいです。

 もう一つの利点が、同じ楽曲を何回も繰り返し練習できるという所です。アーケードでも可能なんですが、これもやはりお金との兼ね合いで同じ楽曲を選んで練習するのは勿体ないと思っていました。自分にとって音ゲーはジュークボックスやカラオケの側面が強いので、限られた中では好きな楽曲をできるだけ多く聴いておきたいんですよね。それがコナステでは、一回やって納得いかなければ遠慮なく繰り返すことができる!しかもゲーセンは毎日行けるわけじゃないけど、おうちなら毎日でもプレーできる!毎日やってりゃ何かと馴染む!その上でアーケードをプレーすると、なんか手指の動きが軽くなってる!

 MIDIキーボードの黒鍵に差支えがなければ、皆さんもやはりコナステ版をどうぞ!(Nostrollerは投稿現在、品切れ中です)

 細かい情報や注意点などは、ノスタルジア情報サイトのノスしるべに載っていますので、気になっている方はそちらもぜひ!

 

 と、ざっくりコナステ版の喜びを書いてみましたが。

 これ、普通に家庭用音ゲーの感想ですね。

 

 ちなみに今よく選んでいるのは、右手階段が忙しい高難易度の楽曲です。Lv11でも大変なやつって、結構いっぱいあったんですね。そしてやればやる程、自分の手指の動きのだらしなさが自覚できたりもします。先を急ぎすぎてたり、対応する指を意識したものの実際は動いていなかったり違う指が動いてたりという事が、繰り返し演奏していると分かってきます。また、大外のノーツに指が届いてない事も多いです。静かな部屋でヘッドホン使っているので、空打ちした時の静けさが余計に目立つんですよね。かつてOp.2で「判定抜け」(ちゃんとノーツを捉えているのにミス判定になってしまう現象)が騒がれましたが、もしかすると殆どの場合、鍵盤を押したつもりになってただけなのかも知れないですね。

 

 ともかく、いつでも気が向いた時にノスタルジアができる環境になったので、これからもじゃんじゃんプレーしたいと思います!

 

 

 

 …と言いつつも。

 手に入ったNostrollerがですね…。

 手に入ったその時からですね…。

 

 一番左から7つの鍵盤、つまり最初の1オクターブ分が全く反応しないんです。

 きれいに1オクターブ分なので後天的な故障ではないんじゃないかと思って、その旨を販売サイトの問い合わせフォームから送ったのですが、返事の無いまま一週間が過ぎました。翌日には返事が来ていたのに迷惑メールに放り込まれていたのを長らく見逃してしまってました。何という体たらく!初期不良扱いの期間を過ぎてしまったじゃあありませんか!まあそれでも直るならいいです、ほんと…。

 

 とりあえず今は左手ノーツを自動演奏に設定して、なんちゃって両手演奏してます。それでも左手が動かせてるかどうかは自覚できるので問題ないっちゃないんですけどね。

 かー、ツイてなかったなぁ!

 

 

 

『ノスタルジアOp.3』ストーリーが第5章です!

※この記事は音楽ゲームノスタルジア』シリーズに関する感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。

【更新情報・システム内容】:BEMANI wiki 2nd

【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ

 

※また、ここでは『ノスタルジアOp.3』のストーリー第5章「3つの旅路」に関するネタバレが普通に含まれておりますので、まだ見ていない部分がある方はご注意ください。

※なお、今までの記事との齟齬や矛盾が現れると思われますが、あくまで「記事が書かれた時点ではそう思っていた」と捉えていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

第4章の解禁から約2ヶ月。

Op.2ストーリーが大体2か月ごとの更新だったせいか、ノスタルジアがいつもの流れに戻ったように感じられて、いやあ嬉しいですね!

しかも今回はブローチも登場とのことで、楽曲の解禁のために集めることになるのかと思いきや、別にそんなことはありませんでした。初代ではブローチにもストーリーの理解を助ける要素があったのですが、今回はあまり気にしなくてもいいという事なんでしょうか。

 

一応気になる所があるとすれば、第5章解禁のお知らせにあった「道すがらブローチを拾えます」という記述でしょうか。楽曲の解禁、つまりストーリーの進行に必須ではない所からすると、旅の足跡を追う私たちプレイヤーが拾った物という位置づけになりそうですが…。

何か感じたら別の記事にするかも知れません。

 

さて、今回のムービーはタイトルの通り、黄・青・赤それぞれの旅の様子を描いているまでに留まっており、目的地に何があるのか、何が起こるのかまでは出てきませんでした。

解禁ステージと楽曲も、お知らせの通り1つだけ。

【???】

コメント:それぞれの思いを胸に目指す先

解禁楽曲:ハテノサキ

楽曲コメント:同じ空の下 まだ見ぬ運命へと歩みを進める

 

1つだけと言っても、アーティストはまたしてもCororoさん。これで3曲目です。ストーリーでここまで同じアーティストが起用されたことはなく、Op.3ストーリーを語る上で、この方の作風は余程マッチしていたということなのでしょうか。

そして、楽曲のイラストは、まさにローディング画面と同じ構図。あちらは歴史を語る壁画のような印象がありましたが、ここでは「まほろばの噂」に惹きつけられた上での思惑をそれぞれに抱えた3人が世界の中心に向かっているという形になります。

果たして、歴史の繰り返しなのか、また別の流れなのか。

 

*--

ムービーに話を戻すと、最初に登場するのは青の子です。大勢の人々と共に、トナカイにそりを引かせて荷物を運びながら、ゆっくりと進んでいます。

行けども行けども終わらない雪景色。青猫に不安を見せる彼でしたが、やがて光が差す雪解けの地が見えてくると、感動に瞳を潤ませるのでした。

おそらくまだ目的地ではないのでしょうが、噂に聞いた理想郷が確かにあるのだと確信させるには十分な変化だったことでしょう。

 

それにしても。

みんな、ついてきてるじゃねえか!

……失礼しました。

前章の時点では、青の子は民を見捨てて国を出たと思っていたので、予想では一人旅だったんです。

とは言え、皆して荷物を運びつつ動いているということは、目的地にそのまま住み付くつもりなのでしょうか。

そうなると雪だるままで作って厳しい大自然に慈愛を示した自分の国を噂ひとつでほっぽり出した事になり、その噂の威力の凄まじさが伝わってきます。

 

*--

次に出てくるのは黄の子。前章では王座からそれぞれにはしゃぐ人々を見下していましたが、結果としては馬車の一団を組んで一緒に移動しています。お互いに協力する気は無いとしても、長い旅になるでしょうから必要な分は手を取り合おうということなのでしょうか。

当の彼女は、馬車の中で黄猫に向かってニヤニヤしながら例の地図を見せています。そのうちに噂の金銀財宝のイメージに満たされて、満面の笑みが溢れ出すのでした。

 

私の考察では、彼女は自尊心に飢えている状態なので、財宝が手に入ったとしても現時点ではそれを国の為に使おうとはしないでしょう。

つまり、お金に物を言わせて自分の言う事を聞かせようとしているのかも知れません。もしくは承認欲求を満たすべく贅沢に走ることを考えているのかも知れません。

いずれにしても、国の結束には繋がらないでしょう。どうなってしまうことやら、です。

 

*--

最後は、前章で最初に出てきた赤の子です。整列した兵隊を従えて、馬に乗りつつ勇ましく先頭を進んでいます。が、一緒にちょこんと乗っている赤猫の姿に、見ているこちらは腰が砕けそうになります。

 

さて、ふと彼はポケットに手を入れます。

取り出したのは、あのキャンディの包み紙。目が覚めるといつの間にか握っていたそれの出所は今は思い出せないようですが、さすがに不思議すぎたのか無視できなかったようです。

何か引っかかるものを感じながらも、今は王としてすべき事があると気を引き締め直したのか、再びしっかりと前を向いて旅を続けるのでした。

 

*--

そして集い来る、3つの王国、3人の王。

噂で示され、夢の中にも表れたもみの木は、何を思うのでしょうか。

 

…といった感じでムービーは終わります。

まほろばの噂」によって、それぞれがかつて受け継いだ自尊・慈愛・正義を見失ってしまい、渇望のままに国を出て旅をする様子が描かれていたかと思います。特に、青の子が住まいとして土地そのものを求めているであろう様子は特徴的に映りました。他の二人は財宝が目的だと思われるので、それだけ見つければすぐ引き返すつもりかも知れません。(赤の子は支配権を主張するかな?)

 

3人は、どのようにして出会うのか?

そして起こるのは、やはり対立なのか?

引き寄せたであろう「悪魔」の思惑はどこにあるのか?

第6章のことを想像するだけでスリリングになります。

 

 

 

ところで。

なんで前章で思い出せなかったんだろう、という点が1つありまして。

青の子が民と一緒に国を捨てて出ていく姿。

赤の子が兵隊を連れて旅に出る姿。

…これって、先代の王と同じ事をしているんですよね(第2章)。青の方は音沙汰が無くなっているし、赤の方に至っては戦死したらしいし。

黄の先代については謀殺されたと推測するしか無い描写でしたが、今の彼女の姿を見ていると、やはり同じ轍を踏んでいるような気がするし…。

いやこれ。

本当に大丈夫なんですかね?

 

 

『ノスタルジアOp.3』の時間が取れませぬ…

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ノスタルジアOp.3』ストーリー第5章、解禁!

…と喜びつつも、この記事を書いている現在、ちょっとプレーする時間が取れなさそうです。

第4章の考察を掲載した時に、ご覧になって下さった方が思いのほかいらっしゃったので(感謝感謝!)、一応お知らせだけ書いておこうかと思った次第です。

というわけで、第5章を実際に見て、記事にできるとすれば週明けぐらいになるかと思います。

(1回のゲーセン時間で曲解禁まで行けるかも分かりませんが…)

 

が、お知らせだけでも淋しいので、今回解禁されるブローチについてお喋りしてみましょう。

ブローチは初代とforteにおいて、ストーリーやイベントを進めた印として獲得できたゲーム内アイテムでした。いわゆる実績というやつでしょうか。それだけでなく、今で言う星屑を集める際に条件付きで数が上下する効果もあり、好みや腕前によって何を選ぶかは、まさに人次第だったと思います。

ちなみに、Op.2では初回プレー時に1つもらえるだけでした。そもそもブローチの効果が一切なく、純粋な装飾アイテムになっていたのですが、おそらくOp.2から始めた人に配慮してくれたのでしょう。

 

Op.2でもらえるブローチは「コンパスのブローチ」。今回の第5章のタイトル「3つの旅路」のお供にちょうどいいかも知れません。

 

なんて言っている間に、既に新しいブローチを解禁しきった人が続々と出てきているのでしょうね…。

今はBEMANIwikiも見ずに、ブローチに何か効果があるのか無いのかとウキウキ思いを巡らせています。また、過去のブローチにはストーリーの解釈に役立つ補足をしてくれる側面もあったため、どのような物が出てくるのか楽しみです!

 

 

『ノスタルジアOp.3』ストーリー第4章!

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※また、ここでは『ノスタルジアOp.3』のストーリー第4章「まほろばの噂」に関するネタバレが普通に含まれておりますので、まだ見ていない部分がある方はご注意ください。

※なお、今までの記事との齟齬や矛盾が現れると思われますが、あくまで「記事が書かれた時点ではそう思っていた」と捉えていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月12日に行われたKAC決勝大会で告知された通り、3月3日10時、ついにストーリー第4章が公開されました!

いやあ待ちました。そして時間を取って、早速見てきました。

 

章のタイトルは「まほろばの噂」。

まほろば、という言葉はよく聞くものだったのですが、不思議と今まで意味を調べたことはありませんでした。なんかよさげななんかなんだなぁ、とかその程度。

ということで、今回初めて意味を知りました。

まほろとは、

・「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の日本の古語。

・楽園。理想郷。

Wikipediaより)

音の響きからしてファンタジーな印象があって、エルドラドとかニライカナイとか、そういうものの一種かなと想像します。

 

さて、Op.3の世界には、そのような場所があるとの噂だそうです。

それはどのように現れてくるのでしょうか?

 

まず、エピソード選択画面からして、マップ中央が破れているという不穏っぷりです。何度も他の章と見比べましたが、他の変化は無いようです。

 

が、第4章では、ある不思議な出来事から描かれます。

 

【もみの木の袂】

コメント:星屑たゆたう不思議な夜

解禁楽曲:琥珀の夢

楽曲コメント:交わした運命が夢であっても

袂(たもと)とは、ふもとや際(きわ)といった位置に用いられる言葉のようです。よく言われる「袂を分かつ」は、そこを境界線にして進路が分かれる、ということなのですね。

 

まず、ムービーが始まると先程の破れが強調されますが、そこで暗転。場面はモノクロで描かれた一本のもみの木へ移ります。先端には小さくも明白に輝く光。コメントを借りれば星屑でしょうか。

 

私達が集めている星屑と関係はあるのでしょうか。

 

そして、袂には黄・赤・青の3人が横たわっており、その横に一台のピアノが置かれていました。3人に関しては色彩を保っています。

やがて目を覚ました3人のもとに、それぞれの猫も現れます。

猫達が先にピアノに気付き、3人を呼び寄せると、赤の少年が鍵盤を鳴らしてみます。他の子も不安げに見守っています。

普通に演奏できることが分かった途端、赤の少年は弾き慣れた旋律(第3章の楽曲です)を得意げに奏で始めます。

すると、黄の少女が割り込んで(というか押しのけて)、自分の旋律を奏でて対抗します。

驚くばかりの青の少年でしたが、自分も弾きたいと主張したのか二人に呼ばれたのか、彼も自分の旋律を披露。驚かれたり褒められたりしています。

一通り終えると、3人はもみの木の袂に寝転がり、歓談に興じているのか笑顔を交わしていたのでした。

 

この、猫に導かれてピアノに触れる、という流れにノスタルジアらしさというか特別なものを感じます。3人はおそらくこの時が初対面であり、彼らだけでは互いに打ち解ける機会を見出せなかったかも知れません。

打ち解けるには、それぞれの心を表現する必要がありますが、ノスタルジアにおいては旋律をもって表現されていきます。

つまり、一台のピアノが初めて出会った3人を結びつけたと言って良いでしょう。それぞれが培ってきた「正義」「自尊」「慈愛」を表し、お互いを惹きつけ合ったのです。

一方、猫については過去作から見ている通り、登場人物たちを結果的に良い方向へ導く存在として位置づけられています。登場人物たちにとっては最高の理解者です。今回3人をピアノへ導いたことも、ノスタルジアとして必然的な流れだったのではないでしょうか。

 

最後に、誰かの手からキャンディが渡されます。

キャンディは2つで、その後描かれる3人の中で包み紙を持っているのは赤の少年と青の少年なので、黄の少女からもらったということでしょうか。

喜び合う3人の姿を映して、ムービーは終わります。

 

ムービー単体では、いつ・どこの場面なのかが全く分かりませんが、エピソードコメントの「不思議な夜」、楽曲コメントの「交わした運命が夢であっても」という言葉から、3人が共通して見ていた夢なのだろうと思われます。

しかし、夢というものは一人で見るものです。同じ夢を偶然見ることはあるかも知れませんが、夢の中でそれを共有することはできないでしょう。

 

そうすると、夢を見せるような形で、何者かが3人の精神をもみの木の袂に呼び寄せたということになります。

おそらくそれはずっと頂点で輝いていた星屑だろうと思いますが、星屑が示すものが何かは、やはり分かりません。

そして、3人を結び合わせることで何を伝えようとしたのか、それも今はまだ分かりません。

 

一方、もみの木については、次のエピソードで現れます。

いよいよ明かされる、まほろばの噂。

 

 

【???】

コメント:黒霧があたりを包んでいる

解禁楽曲:交響詩「悪魔の誕生」

楽曲コメント:其の時は来た

2年越しのご誕生、おめでとうございます。

「其の時は来た」とのコメント通り、ここからストーリーは大きく動き始めるようです。

 

ムービーでは、マップ中央の破れから黒い霧が溢れ出す描写から始まります。第1章では「未開の大地」、第3章では「深い静寂に包まれている」と記述された世界の中心で、ついに何かが動き出したのです。

その霧の奥には、暗い光に照らされた、一台のピアノ。先ほどの夢の中のものなのでしょうか。

 

次いで、場面は赤の少年へ。ベッドで目が覚めたと同時に気が付いたのは、その手に握っていたキャンディの包み紙。あの仲睦まじい交わりの夜が、夢のようで夢ではなかったと知らせています。

しかし、夢ゆえに記憶がおぼろげなのか、包み紙を不思議そうに見つめる彼のもとへ、大臣らしき人がやってきます(背の高い帽子をかぶってますし)。

差し出された世界地図は、中央が手書きで強調されていました。私たちが普段見ているのと同じもので、先ほどその中央が破れて黒霧が溢れ出ているのを見たところです。

 

そして、中央に書き加えられた、星屑を頂くもみの木。

その後、何の事なのか大臣から説明を受けるのですが、周囲に金貨や宝石のイラストが散りばめられていて、莫大な宝がそこに眠っていることを話されているようです。

鼓動の高まる少年。

無数に集められる槍。

無数に集められる馬。

湧き上がる兵士たちを、少年は王座から魅入られるように眺めていました。

 

彼は、戦争によって先代の王を失った経緯があります。自分は絶対に負けないという確固たる意志のもと、たゆまぬ鍛錬を続けてきました。

そんな彼に訪れた、国を限りなく強くできる千載一遇のチャンス。先代の敵討ちすら現実味を帯びてきます。

もはや今の彼は、どんな手段をも厭わない状態なのかも知れません。

不意にもたらされた「まほろばの噂」によって、彼の受け継いだはずの「正義」は遠くに追いやられてしまったのでしょうか。

 

ところ変わって、黄の国。

同じ書き込みをされた地図を見る少女。

周囲では彼女に構わずそれぞれにはしゃぐ人々を、彼女は王座から冷たい表情で見下しているのでした。

 

私の考察では、黄の国では先代の王が身内のある一派に暗殺され、少女が傀儡として王位に着けられた設定になっていますが、バラバラに盛り上がる様子を見るに、互いに協力し合う気は無いようですし、何より王が飾りに過ぎない事実がこの時ハッキリと浮き彫りになってしまったようです。分かってはいてもそれなりに頑張って上手く付き合ってきたであろう彼女の気持ちは、表情通りであっても仕方のない事でしょう。

人々を狂乱させた「まほろばの噂」によって、彼女が受け継いだはずの「自尊」はまたしても大きく傷つけられてしまったようです。

 

さらに、青の国では。

同じ地図を見た少年が、フード付きのローブに着替えて王座に立ち、穀物を捧げる人々をうつろな目で眺めていました。

 

フード付きのローブは、どこまで一般的かは分かりませんが、巡礼者の服装として代表的なものであるかと思います。

そう仮定するとして、つまり彼は限りない豊かさを求めて青の国を出ようとしているのでしょう。貧しさゆえに先代の王に逃げられた彼にとって、豊かさは自分が見捨てられないことの象徴として映っていたのかも知れません。

その周囲で穀物を捧げている人々については、おそらく、引き留めようとしているのだと思います。理由は違えど先代と同じく国を見捨てて出て行こうとしている王を、必死で集めた追加の貢ぎ物で説得しようとしているように見えます。

まほろばの噂」に魅了されてしまった彼は、受け継いだはずの「慈愛」を忘れてしまったのでしょうか。

 

そして、玉座の彼らのそばに、猫はいませんでした。

どこかで、それぞれ彼らを待っているのでしょうか。

 

最後に、繰り返し映し出される「天使の追放」のイラスト。「静謐なる揺籃」のものも混ざっていますが、曲名が示す通り、「悪魔の誕生」に「天使の追放」が関わっているのでしょう。

「天使の追放」については、作曲者であるonoken氏がTwitterで「エピソードゼロ」と言っていたので、こちらが歴史的には先の出来事だったという事でしょうか。(Twitterの引用はノスしるべの楽曲紹介ページをどうぞ!)。

天使が何者かはまだ分かりませんが、少なくとも天使が世界からいなくなったことで悪魔が誕生することになった、という流れにはなっているかと思います。

 

悪魔はサタンと言われる事もありますが、サタンの元々の意味は「誘惑する者」だと聞いたことがあります。

人の心の渇望を利用し、魅力ある餌をでっち上げ、社会をかき乱し、世界を滅びへと向かわせる存在です。

3人が生まれた地である世界の中心を、財宝の眠る場所などと流布して国々を乱した「まほろばの噂」の始まりは、この悪魔だったのではないでしょうか。悪魔と呼ばれてはいますが、それは今まで世界の中心に封じられていた、黒い霧の姿をした悪意そのものなのかも知れません。

 

それにしても間の悪いのは、噂が来たタイミングです。夢というものは記憶に残りにくいもので、まして目を覚ました直後に別の出来事が押し寄せれば一気に吹き飛んでしまいます。

誰かがあの夢を憶えていられれば、噂に対して疑問を抱くこともできたはずなのですが、それは叶わなかったようです。

夢に出てきた星屑が悪魔に対抗する存在だとすると、3人に対して必要な真実を伝えようとしていたのでしょうか。夢というおぼろげな空間でしか情報を伝えられない程に弱っていた中で頑張ったものの、ギリギリで悪魔が先手を取ったと考えると色々と口惜しい話です。

 

第4章の考察は以上となります。

お付き合い下さった皆さま、ありがとうございました。

 

 

しかし、ストーリーが今まで頑として進まなかったのは、KACで悪魔と天使を両方出させて、別の角度で関連性を表現したかったからなんでしょうか。

別に先にストーリーだけ進めてても良かったんじゃないかとは思うものの、そうすると天使がどんどん置き去りにされてしまう可能性もあるし、確かに待つしかなかったのかな…。

 

いずれにせよ、これでストーリーがスムーズに解禁されていくといいですね。

第5章も、目が離せません。