『ノスタルジア』の落書き帳

音楽ゲーム『ノスタルジア』に関して考えていることを、ちまちま書いていきます。一応Twitterもあります→@crt14display

『ノスタルジア』旧曲封印スタイル、あと今年の感想とか

※この記事は音楽ゲームノスタルジア」についての感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。

【更新情報・システム内容】:BEMANI wiki 2nd

【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ

 

 

 

 「ノスタルジアOp.3」が始まって、早々にストーリーの舞台に関する想像などを記事にしてみたわけですが、それ以来ストーリーに関しては何の動きも無かったので、記事にするネタもなく気付けば3週間とか過ぎておりました。

 でも楽曲追加そのものは順調に行われていて、新作リリースの盛り上がりが途切れないように頑張ってるなぁ…とか他人事のように見ています。ニコラウスさんは出来心すぎて若干引きましたが(笑)。ソリにニトロでもくっつけてブッ飛ばしたような曲でしたね。

 あと、ノスしるべではクリスマスに合わせて、収録されているくるみ割り人形全ての紹介ページ&イラスト掲載という、言わばくるみ割り人形祭りが行われていて、見てて楽しかったです。自分もクリスマスの時期になると、くるみ割り人形メドレーとかするんですよね。今となっては2プレー必要ですが。最終的に1曲分あまるので、ルミナスデイズで締めたりして。…と言っても、どれも条件解禁曲なので、Op.3から始めた人とか解禁し損ねた人には何のこっちゃか分からない話になってしまって、ちょっと申し訳ないです。

 

 そう。ようやくタイトル回収ですが、ノスタルジアって新作リリース当初は全ての条件解禁曲を封印するんですよね。確かに他の音ゲーでも、旧作の条件解禁曲はしばらく解禁させないスタイルが多いです。しかし一方で、今では追加クレジットやゲーム内ポイントを使っていつでも解禁できるようにしたりと、柔軟な工夫が練られつつあると感じます。

 が、ノスタルジアは、まあバッサリ行きますね。前々作の初代ストーリー曲だとか、季節を問わないイベント解禁曲とかなら、初めから解禁できるようにしてくれても良さそうなものですが…無いんですね。解禁には一手間二手間かかりますので(Op.2のラストは大変でしたね!)、当時頑張ってプレーした人たちに対するご褒美の側面はあると思うのですが、どうもノスタルジアに関しては頑なさと言うか、こだわりみたいなものを感じます。

 開発側の意図はもちろん分かりませんが、個人的にはちょうどそれを一言で表せる材料を見出だしています。

「いつの日か 懐かしくなる物語」

 今ではアクセサリの位置付けになっているブローチに「絆のブローチ」というものがありまして(これも現状解禁不可という…)。それに添えられたコメントです。初代ストーリーの最後にもらえるのですが、ノスタルジアというゲーム全体に関わる言葉ではないかと捉えています。なので、過ぎ去った要素が再び顔を出した時に、あーそんなのあったなぁ…と、しんみりしたりほのぼのできる様に敢えて全ての解禁手段を封印してるんじゃないかと推測しています。連想すら許さない徹底ぶりで。もしかすると解禁済みですら一旦演奏できなくするつもりもあったんじゃないかとさえ思います。

 過去を過去として懐かしみ、未来への糧とするためには、挫折であれ完遂であれ何らかの形で別れを経る必要があります。単なる残留であれ続いていると感じるのであれば、十全な形での過去とはならないのでしょう。12月2日にOp.3となりましたが、しかしそれはOp.2までを過去のものとした全く新たな世界とストーリーなのだと、ノスタルジアは強く主張しているような気がします。

 解禁途中で足止めを喰らった人にとってはたまったものではないですが、ノスタルジアならではの味わい深さのためと思って頂ければ、多少は留飲が……変わりませんか。ともかく解禁手段の解禁は待つしかないですものね。

 

 話は移って、もう2019年が終わるんですね。思えば週に一度は確実にノスタルジアをプレーできるように生活していたので、自分の軸の中にノスタルジアが存在していたことは確かだと言えます。こうしてブログまで作ってストーリーの考察なんて書き連ねているんだから、我ながら余程のめり込んでますね。

 年明け頃は「Echoes of Oblivion」辺りが解禁されたでしょうか。ロボルートのオープニングでしたが早くも涙腺がやばかったのを憶えています。暖かくなれば「変奏曲天空遊覧」で心地よく風を感じ、梅雨時には「水恋アダージョ」、そして夏草が静かに揺れる中「minne」の解禁…と、季節を意識したストーリー曲の解禁がとても心に染み入る流れでした。その後は怒涛のクライマックス。繰り返しになりますが解禁はプレー回数以上に苦労を感じましたね。まさか毎週一人ずつエンディング解禁とは思いませんでした。元々そのつもりだったのか、背中を押されていたのか、果たして。

 で、後はゆっくり余韻を味わいながら、新作出るとしても年明けかな?と思っていたら12月でリリースという、これも驚きのスピード感でした。でも現状は実質曲の追加だけですし、本番は年明け以降という事に変わりはないでしょうか。今は予告編と言うか、邪推な言い方をすればロケテストでやるつもりだった内容を正式版として持ってきたみたいな。

 はよ!ストーリー開始、はよ!

 

 他に振り返ってみると一回ゲーセンに行くと5回~7回プレーしているのですが、新曲や課題曲がある場合を除いて、自分にはプレーの流れに一種の癖があります。「一日の流れのように曲を選んでいく」というもので、以下のようなイメージでやっています(例としてOp.3新曲を当てはめてみました)。

・朝=目覚め:Owls、sweet tea、人形の夢と目覚め

・昼=陽気、無邪気:華麗なるニョアの剣舞黒緋の白鳥座

・夕=疲れ、脱力:Un Happy Heart

・夜=憩い、寂しさ:深海のリトルクライfeat.土岐麻子

・深夜=静寂と同時に転機:亡き王女のパヴァーヌ

・夜明け=完遂や再起:(Op.3新曲には該当なし)

 曲はもちろん初代からでもOp.2からでも、その時に合うであろうものを選んでいます。夜明けを感じる曲としては、「minne」「I」「Dream of You」などになってきます。夜の憩いの側面で言えば、現段階では「三人の王女と進め」などですね。

 おそらく初代ストーリーの流れに影響を受けたのだと思いますが、プレーごとに充実感があって心地よいです。今は最後の最後にもう一回Owlsをやって無限ループ感を楽しんだりしてます。Op.2にはリサイタルの審査基準にテーマがありましたが、曲から浮かぶイメージを繋げて楽しむことができるのも、ノスタルジアでなければ不可能なことではないかと思っています。そして自分はそこにのめり込んでいるのでしょう。イメージありきで曲の本来のコンセプトを考えていない事も間々ありますが…。

 

 そんな感じでこれからもノスタルジアをやり続けていくのでしょう。年明け、早くて2週目には新しい何かが始まってくれるといいですね。

 本当に素敵な音ゲーに出会えたことを感謝しています。

 それでは、良いお年を。