『ノスタルジア』の落書き帳

音楽ゲーム『ノスタルジア』に関して考えていることを、ちまちま書いていきます。一応Twitterもあります→@crt14display

『ノスタルジア』が3周年になりますね。

※この記事は音楽ゲームノスタルジア』シリーズに関する感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。

【更新情報・システム内容】:BEMANI wiki 2nd

【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ

 

 

「来週で3周年になるけど、「Happy brithday to you」のReal譜面が来るんじゃないかな?」という予想を書きたかったが為に、早いながらも3周年ネタの記事を書いております。

 振り返りネタ自体はOp.2一周年の時に一度書きましたが、『ノスタルジア』そのもので言えば丸々3年が経とうとしているわけで、更に言えば中高生なら入学から卒業までの期間が過ぎているわけでそれなり以上に長いので、さらっと全体的な振り返りでもしてみようかと思います。

 

 まずは何と言っても音ゲー予算を『ノスタルジア』に全振りするようになったきっかけの楽曲「Ⅰ」との出会いを振り返らずにはいられません。デモ画面ではストーリー曲が出てこず、クラシックとか懐かしいポップスなんかが流れていたので、「昔懐かしの方向を売りにしてるんだな」と単純に受け取っていたため、すぐに手は伸びませんでした。

 と言っても鍵盤鳴らすのは好きだし(弾けるとは言っていない)、食わず嫌いも難だからいっちょやってみっか、とプレーしてみたわけです。Forteになるちょっと前ぐらいだったかな?

 ふむふむ、ストーリーなんてあるんですか、と。

 なんか猫が階段登ってますよ、と。

 いきなり楽曲が解禁されたけど「ワン」って読むのかな?と。

 

 そして選曲画面での楽曲プレビュー。

 

 あ、これ!

 考えてたのと全然違うぞ!

 単なる懐古がテーマの音ゲーじゃないぞ!

 

 そんな衝撃と共に私の音ゲーライフは変貌いたしました。普段から気に入ってる領域に思いっきり食い込んできたんですね。あれが無ければ続行することなく、他の音ゲーに戻っていた事でしょう。3周年を迎える今もなお、ゲーセンに行った日には「Ⅰ」をほぼ必ず演奏しています。

 始点であり終点、終点の向こうの始点。そこにある、既知ながら未知の何か。心が一番欲しているものはそれであると、「Ⅰ」はいつも思い起こさせてくれます。Op.2でもOp.3でも、ストーリーが指し示そうとするものはいつも同じではないかとも思っています。

 Op.2と言えば既にストーリー考察の記事を出しておりますが、別に自分の中で全ての謎が解けているわけではなくて、「最果ての研究所」が一体何者なのかという疑問に対するはっきりした答えが今なお出せないでいます。考察記事では母猫とピアノによって創造されたんじゃないかと書きましたが、マップ上の絵をよく見ると、郷夢の世界の中に輝く光のようにも見えるので、ニコの願望そのものが生み出したシステムとの見方もできるし、郷夢の世界に元々備わっている機構の一つとも見れるかもだしで、あれ次第で解釈がすごい別れちゃうんですよね。Op.3での過去作ストーリー楽曲解禁がまだなので、ストーリーの補完をしてくれる演出なんて追加されないかとか無謀な期待をしちゃったり。

 

 ストーリーの外でも、季節や世間のイベントに合わせた楽曲の追加が特に際立つゲームですよね。恋が絡むイベントに対して、おふたり様向けとおひとり様向けの両方に楽曲もしくはReal譜面が用意された時には、気を利かせすぎじゃないかと笑わされました。

 あと、音ゲー界隈にとっての懐メロが目立った形で収録できるのもノスタルジアの強みの一つですね。伝説になった楽曲だからとは言え、KACという全国大会の最終決勝のしかも一番最後に移植曲を持ってきてなお受け入れられるのもノスタルジアだからでしょう。他の音ゲーとは一線を画した形での最先端を追い求める独特さもまた、私がノスタルジアに引き込まれ続けている要因の一つだと思います。

 

 一方で、それ故に商売という側面で「長続きするのかしら?」という不安もあったりします。取っつき易さにも気を配っている側面は見られるのですが(ちゅ~るとか抜群だと思いますね)、やはり後発も後発なこととテーマがテーマなだけに支持層がとても深く狭くなりがちじゃないかなと感じるんです。

 コンティニュー機能をBEMANIの中では早期に導入している辺りそれを見越しているようにも見えますが、やはり一人が注ぎ込める時間とお金は限られたものなので、間口の広がりが間に合わないと次の新作音ゲーに取って代わられてしまうでしょう。Op.3まで続いてるってことは現状間に合ってるんだろうとは思いますが、こと『ノスタルジア』に関しては常に油断ならない状態にある気がします。

 とは言え個性を諦められては意味が無いので、いちプレーヤーの私としては一つ一つのプレーに感謝を込めるよう心がけていきたい所存です。

 

 『ノスタルジア』は、間もなく3周年。

 これからもよろしくお願いします。