※この記事は音楽ゲーム『ノスタルジア』シリーズに関する感想や考察が記載されております。各種情報に関してましては、以下のサイトの閲覧をお勧めいたします。
【プレーガイド・収録楽曲紹介】:ノスしるべ
※また、ここでは『ノスタルジアOp.3』のストーリーに関するネタバレが普通に含まれておりますので、まだ見ていない部分がある方はご注意ください。
※なお、今までの記事との齟齬や矛盾が現れると思われますが、あくまで「記事が書かれた時点ではそう思っていた」と捉えていただければ幸いです。
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やっと!
やっと!!
やっと!!!
ストーリーが進みます!
進みます!!
(3月3日からですが)
10thKACの決勝大会に出場した選手たちの指使いとか、そこに至るまでの鍛錬の日々を思ったりとか、確かにそういった感動もあるのですが、このブログの目的と今までのストーリー延期を踏まえると、KACに対してはストーリーの面で期待しまくっていたので、本当に良かったというのが正直な所でございます。
さてさて、今回のKACで初披露された楽曲は「天使の追放」という名前。イラストや一緒に上映されたムービーでは、ローディング画面にある光景の下で逆さまに落ちていく天使たちの図が、不吉なモノクロ色彩で描かれていました。
そうです。下です。
Op.3の世界には、私たちにはまだ見えない「下」の領域があるのかも知れません。
さて、まさに曲名通りの様相なのですが、天使が追放されるという展開は、なんだか意外な感じがします。追放というと、何か取り返しのつかない悪い事をしてしまった時に行われる罰としてのイメージがあるからでしょうか。基本的に善の側として配置される天使たちが追放されたとすれば、一体何があったのでしょうか?
一つ思い浮かぶのは堕天使という言葉ですが、もしかすると、今後、天使が堕落したという出来事が展開されるのでしょうか?
その一方で、もう一つの可能性も考えられます。
何者かに追放される理由の2つ目(他にもあるでしょうけれど)。
それは、その相手に住みかを奪われた時です。
例えば戦争で攻め込まれて敗れてしまった場合、それまで住んでいた者に対する処遇は全て勝者に委ねられます。敗者は否応なくそれに従わなければならないのです。たとえ自身の善を訴えて証明できたとしても、勝者が追放を命じるならば他に選択肢はありません。さもなくば命を奪われるでしょう。
このパターンの場合、天使たちは何者かに逆らえない状態となってしまい、やむを得ず追放を受け入れたのだと思われます。
いずれにしても、3人の王たちが今暮らしている世界は、「かつて天使たちが住んでいた世界」だったのかも知れません。人類と共存していたのでしょうか。
しかし、何事かがあって、「下」に追放されてしまった。
さて気になるのは、何者によって、それが引き起こされたのか?という所ですが。
前回のKACを憶えておられるのであれば、すぐ思い出せるでしょう。
おそらく「悪魔」なる存在だと思います。
ストーリーが進められなかったせいで、すっかり出オチ感に溢れてしまっていますが、KACでの最終課題曲として初披露された「悪魔の誕生」は、今後のストーリーで解禁されると発表されています。発表順からすると、こちらが先に解禁されるのでしょうか。
さて、この悪魔の仕業によって、天使が追放される事態となったとするならば、悪魔はどのように働きかけたのでしょうか?
堕天使説と採ると、天使の誰かを上手く誘惑したことになり、それが全体の混乱を引き起こし、結果として上の存在である神(の存在は何も示唆されていませんが)に追放されたのでしょう。
占領説を採ると、3人の王に王権が受け継がれている所から、おそらく人類をそそのかして天使(と存在するならば神)を追放させたのでしょう。
もちろん、どちらでもないかも知れません。
もう一つ、今回のKACの最後に出てきたムービーでは、マップ中央の「NOSTALGIA」の部分が融けるように破れ、これまた不吉な色の何かが溢れ出し始めるという演出がありました。その奥には、暗い光の中で一台のピアノが佇んでいました。
そこは「下」で、もしかしたら、追放された天使たちのいる場所。そして、前回のKACで示唆されたように、永い間封印されている場所。
第3章の最後のムービーでは、3人の王がそこに触れることが不吉な予言めいてほのめかされていました。封印の解除は免れない宿命なのでしょうが、そこからどのような真実が現れるのでしょうか。
そして、何が起こるのでしょうか。
そもそも、封印の下に天使たちがいるのだとすると、悪魔はどこでどうしているのでしょうか?
いよいよ、3月3日から、第4章「まほろばの噂」が始まるそうです。
約3週間、正直待ちきれません!
最後に、実際私は現時点では占領説を採っているのですが、だとすると天使が無理やり「下」の闇に押し込められているという構図は、なんだか初代ストーリーを思い出します。第3章で描かれた何だかんだで穏やかな日常が、何かの上に塗り固められたまやかしだとすると、なんだかOp.2ストーリーを思い出します。
舞台や演出が変わろうと、「ノスタルジア」が伝えようとしている事は一貫して変わらない、という事でしょうか。個人的には、それですごく嬉しいです。